アレチノギクのしもやけ? (キク科イズハハコ属)

冬になると総苞の先が赤紫になっているアレチノギクが目につくようになります。1cmもない小さな花ですが、もう少しおおきかったら花屋さんに並ぶかも・・・
アレチノギクが赤みを帯びるのは霜焼けかもしれない? 変なことを考え付いて1株持ち帰って室内で育ててみました。持ち帰った時点で赤くなっていた花は赤いままで実になりましたが、下のほうから伸びてきた枝についた新しい花は、初夏の頃に見かけるものと同じ色でした。

花序
2004.1.18
総苞が赤い頭花
2004.1.18
赤くない頭花
2004.2.4

つぼみが小さいときに寒さに合うと、赤くなってしまうのでしょうか???

まだ花が残っているオオアレチノギクと並べてみました。私はアレチノギクで総苞が赤くなっているものにはまだ出会って居ません。

下の写真は、いずれも左がオオアレチノギク、右が冬のアレチノギクです。

頭花の比較頭花の比較痩果の比較

総苞の色のほかに、頭花の大きさと、形が違っています。
中央部にある筒状花の色もかなり違い、オオアレチノギクは、薄い黄緑なので目立たないのですが、アレチノギクは、あざやかな黄色が目立ちます。
種子になったときの冠毛の色もやや違い、オオアレチノギクは汚白色なのに、アレチノギクはより白く、一回り大き広がっています。

(2004.2.4)

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