コセンダングサ類については、かなり分類が難しいのですが、長さ12-15mmの白色の舌状花があるものをオオバナセンダングサ(=タチアワユキセンダングサ、シロノセンダングサ、シロバナセンダングサ Bidens pillosa L.var.radiata Sch Biq.)という説に従って、ここではオオバナセンダングサの名前を使います。
コセンダングサとの大きな違いは白い舌状花がとても大きいこと、そして殆ど全ての筒状花から焦げ茶色の葯が突き出し、柱頭も大きく反り返って最終的にはハート型かそれ以上に反り返ることです。
オオバナセンダングサも「高いタイプ」は花糸のたわみは少なく、「低いタイプ」はたわみが大きくなっています。 |
![]() 「高いタイプ」 |
![]() 「高いタイプ」 |
![]() 「低いタイプ」 |
葯が「低いタイプ」で雌しべが長く伸びた花では、葯の方は花糸のねじれが大きくてこれ以上高くなれないため、雌しべは葯筒を破って外に出て伸びます。これはツワブキの場合と同じです。 |
![]() 雌しべが飛び出ている |
![]() 雌しべを取り除く |
![]() 花糸だけの様子 |
(2003.12.2)