1999年6月8日に、茶色くなった実だけ残ったこの草を見つけたときは、ずいぶん貧弱なシロバナマンテマがあるものだと思いました。今年も(2003年5月)同じ場所に18株出ていました。
草丈は10ー40cm程度。根生葉は株により、まだ緑だったり枯れ始めたりしていました。
蕾(?)の長さは0.8ー1.2cm。葉は上に行くほど細く短くなりますが、どの部分の葉も下部に白い毛が生えています。対生する葉は根元でくっつきあって鞘になってつながっています。 |
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蕾(?) | 上部の葉 | 下部の葉(長さ2.5cm) |
主根は硬くてしっかりしています。 果実はシロバナマンテマに似ています。 種子のスケールは1mmです。種子の撮影者は矢追義人さん。 |
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5月6日から花を求めて通っていましたが、花も、咲き終わったあとのしなびた花弁も見られないのに種子が熟して来ます。そこで1株持ち帰って観察を続けました。 |
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蕾を調べました。 左の2枚は同じものです。手前にピントを合わせたのが左の写真。種子にピントを合わせたのがその右の写真です。 右側は2個目の蕾ですが、種子にうっすらと色がつき始めています。 |
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果実、子房、蕾など矢追義人さんに写真を撮っていただいたので、今年の様子をもう少し詳しく調べました。こちらの大きな画像をどうぞ。 平凡社の「日本の帰化植物」にはきれいな花の写真が掲載されています。
約1年後の2004年4月 やっと花に出会えました! |
(2003.5.20) |