半寄生植物

私が出会えた半寄生植物ををいくつかご紹介します。

ヤドリギ(ビャクダン科ヤドリギ属)

ヤドリギ
ヤドリギ
雌花"
雌花
果実
果実
芽生え
芽生え
ケヤキ、エノキ、ミズナラ、ブナなどの樹上にこんもりと緑色のボールのようについています。実は半透明の黄色で種子の周りにねばねばしたものがあり、この実を食べた鳥のお尻からぶら〜んと垂れ下がるほどです。その種子が木の枝について木の幹の中に根を伸ばして育ちます。時には最後の写真みたいに人の膝丈ほどの低い位置に寄生することもありますが、たいてい刈り取られてしまいます。

カナビキソウ(ビャクダン科カナビキソウ属

カナビキソウ
カナビキソウ
花
カナビキソウの花
明るい草地にはえる目立たない小さな草です。私は宅地造成地で見ましたがナギナタガヤ(イネ科)に寄生していました。目立たない小さな花をつけますが花弁に見えるのは萼裂片(筒型をしたガクの上側がいくつかに分かれた部分)で、3−5個に分かれます。だから花弁が3枚、4枚、5枚あるように見えます。

「〜シオガマ」という名のつく花たち

低山で見られるハマウツボ科コシオガマ属のコシオガマも半寄生植物ですが
高山植物の ハマウツボ科シオガマギク属のヨツバシオガマ(左)、エゾシオガマ(右)なども半寄生植物です。

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
エゾシオガマ
エゾシオガマ
(2009.9.23)

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