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秋にたくさんのドングリを落として、今は葉も全て落ち、幹と枝だけ。でも、よーく見ると小さい芽が付いているコナラ。親の方はまだまだ冬の姿です。根元に落ちたドングリは落葉のふとんにくるまれて春の準備をもう始めています。
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はじめ、地面の上に転がっていたドングリは、根が伸びるにつれて少し持ち上がって来ます。それでもまだドングリは横向きのままです。 少しずつ、少しずつ・・・ドングリの堅いカラの中にしまわれていた芽は膨らんできます。 少しずつ、少しずつ・・・ カラに裂け目が入ってやがて帽子を脱ぐようにカラは、はずれて落ちます。 二枚の双葉がひらき始めて、ドングリはやっと上を向きます。2枚の双葉の間から大人の木についているのと同じ茎や葉が伸び出してきます。ピーナツのおいしいところ、それが双葉になるはずの所です。ドングリの双葉もピーナツそっくりです。 |
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それにしても冬の間に芽を出して伸び始めたドングリの赤ちゃん。この中で大人の木になるまで育つのはごくわずか。冬の寒さに負けるもの、踏まれてしまうもの、少し伸びたところで動物たちに食べられてしまうもの、他の木や草の陰で日光が十分に届かず育てないまま枯れるもの等々。思わず、がんばれ〜!と声をかけたくなりました。 | ![]() |
おまけ:
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