(種池山荘から見た早朝の山々)
8月9日から13日にかけて主人と二人で五竜岳から鹿島槍に行ってきました。コースは以下の通りです。
8月10日 とおみ → アルプス平 → 五竜山荘 (徒歩 約6時間) 8月11日 五竜山荘 → 五竜岳 → キレット小屋 (徒歩 約5時間) 8月12日 キレット小屋 → 鹿島槍ヶ岳 → 冷池山荘 → 種池山荘 (徒歩 約6時間半) 8月13日 種池山荘 → 扇沢 → 横浜 (徒歩 約2時間半) |
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天候はまずまずでした。とにかく雨は降らなかった・・・
ガスがかかることが多く山頂での展望は残念ながらチラッチラッでした。 |
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出かける前にガイドブックなどで読んでおそれていたよりはどうにかなる道でしたが、岩場が多くコンパスの短い私は苦労することもありました。 それでも本当に危険な八峰キレットなどには鎖やハシゴが用意されていましたので無事に通過できました。もっとも悪天候だったらとても怖いだろうとおもいました。 青森からいらしていた若いカップルは「青森には無い岩場が楽しみで」と、とても嬉しそうにルンルンと歩いていらっしゃいました |
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ガスが多かったためか、ブロッケン現象を何回も体験できました。 はじめは10日の夕方、宿でうとうとしていたらブロッケンだという声。あわてて外に出ました。薄暗くなった中にうっすらと円い虹がかかり、その中で自分と同じ動きをする影! それぞれの人が自分のブロッケンを見ていると聞きました。写真に撮ると何だかとてもぼんやりとしてしまいますが生まれて始めての体験でとても嬉しかったです。 |
その次は山を歩いている途中でした。そして最後に見たのが早朝の種池山荘ででした。この時はどういうわけか宿の屋根が真ん中に入ったブロッケンをたくさんの人と一緒に見ました。 訳が分からなくなりましたがいずれにしてもとても神秘的なものでした。いつの日かブロッケンより珍しいというセントエルモの火に出会えるかもしれないと夢はどんどんふくらみます。 |
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ブロッケン=現象:山頂などに霧がかかり、太陽光線が水平に近い角度で入射しているようなときに見られる光象で、太陽を背にして霧に対するとき観測者の影が霧に映り、その頭部の周囲に後光のように見える色のついた光輪が現れることをいう。ー小学館 世界原色百科事典よりー セントエルモの日:悪天候の時などに船のマストや協会の塔など、尖った物体の先端でかすかに燃えるようの見える青紫色の光。ことに山岳地帯でよく現れる。ーブリタニカ国際大百科事典より− |
夏山の花は7月がよいと言われていますがそれでもまだまだ美しかったです。コマクサやウルップソウは殆ど終わっていましたが秋の花がもう咲きだしていました。 |
![]() ふつうのマツムシソウより色が濃いように思いました。 |
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![]() | 左がイワオウギ 右がタイツリオウギです。 似たような葉ですが実の形がとてもちがいおもしろかったです。 |
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たくさんの花と出会い、雷鳥を始めとした高山の鳥たちと出会い、とても楽しい日々でした。