屋久島で見かけた花と動物

2001年4月30日〜5月4日、屋久島に行って来ました。人家の垣根にはブーゲンビリアやハイビスカス、ダツラの仲間などが植えられていました。ビンロウジュなど南国の木も沢山ありました。そして足元にも見慣れない花がたくさんありました。せっかく行ったのに固有種に気がつかなかったのは事前の勉強不足です。現地で本を買ってきましたが種名にはあまり自信がありません。
クリックすると少し大きな画像を見ることができます。

コナスビ?(サクラソウ科)
我が家近辺で見かけるコナスビに較べて花がとても大きく2pくらいありました。屋久島では安房、宮の浦などの低地にたくさん咲いていました。
ブクリョウサイ(キク科)
安房で。地味だけど美しい小さな草でした。
シロノセンダングサ(キク科)
低地に普通にあり、帰化種ですがコシロノセンダングサよりも白い花が大きく綺麗でした。
オオキダチハグルマ?(キク科)
栗生で。種子の集まりが面白い形をしていました。
ボタンボウフウ(セリ科)
栗生で。我が家の近くにもごくわずかありますが、高い崖の上で花がよく見えなかったので足元にたくさん咲いていたのがうれしかったです。
ルリハコベ(サクラソウ科)
宮の浦で。帰化種ですが美しい瑠璃色の花を付けたかわいらしい草でした。
ハマエンドウ?(マメ科)
栗生で。葉の形や色はハマエンドウそっくりですが花の色が私の知っているものと違うので?
ハマササゲ(マメ科)
栗生で。葉はクズの葉を2回り小さくした形で、厚みがあり光っていました。
ヒナギキョウ(キキョウ科)
宮の浦や空港付近で。三宅島で見たきり何年もお目にかかれなかった花です。
ノイバラの仲間(バラ科)
白谷雲水峡で。明るいところに咲いていました。花の直径は3p以上あるのでヤクシマイバラでは無いと思いますが・・・?
ハイノキ(ハイノキ科)
山に入ると至る所に咲いていました。
サクラツツジ(ツツジ科)
山にたくさん咲いていました。花の色は白っぽいものからぴんくがかったものまで。葉は濃い緑で慣れると咲いていなくても分かるようになりました。

白谷雲水峡で。シダなのか、コケなのかも分かりませんが実にかわいらしかったです。
きのこ
白谷雲水峡で。木の幹についたコケの中に縦に並んでいました。とてもちいさい小指の爪ほどのきのこです。
コケの仲間
白谷雲水峡で。花みたいにつきだしているのは胞子でしょうか?
ヒトツバ?
割と標高が低いところには至る所にありました。 葉の裏側は茶色い胞子が一面についていました。
しだの仲間は沢山あったのですが、何が何だか分からないものばかり。バナナみたいに高いところからいかにもシダらしい葉を四方八方に伸ばしていたのが、ヘゴの仲間ということくらいしか分かりませんでした。

出会った植物 

アコウ、アセビ、アブラギリ、ウスベニニガナ、ウマノアシガタ、ウラジロ、ウラジロフジウツギ、エゴノキ、キキョウラン、キケマン、キジノオシダ、キツネノボタン、キランソウ、クマシデ、オオキダチハマグルマ?、クロバイ、グンバイヒルガオ、コガクウツギ、コケミズ、コナスビ?、コバノタツナミソウ?、コモチマンネングサ、サクラツツジ、シキミ、シャリンバイ、シロノセンダングサ、スナヅル、セイヨウタンポポ、センダン、センリョウ、ダンチク、チチコグサ、ツゲ、ツルソバ、ツワブキ、ナワシロイチゴ、ノアサガオ、ノアザミ、ハイノキ、ハハコグサ、ハマエンドウ?、ハマオモト、ハマササゲ、ハマダイコン、ハマツメクサ、ハマニガナ、ハマニンドウ、ハマビワ?(イヌビワによく似ているが果嚢がとても大きかった)、ハマボウフウ、ハマボッス、ヒカゲツツジ、ヒトツバ?、ヒナギキョウ、ヒメアリドオシ、ヒメカカラ(とても小さいサルトリイバラという感じの植物)、ヒメシャラ、ヒメツルアリドオシ、フウトウカズラ、ブクリョウサイ、ブタナ、フタリシズカ、ヘゴ、ベニバナボロギク、ホウロクイチゴ、ボタンボウフウ、ママコノシリヌグイ、マムシグサ、マンテマ、ミミナグサ、ムベ、ヤクシソウ、ヤクシマショウジョウバカマ、ヤクシマザサ、ヤクシマミヤマスミレ、ヤマグルマ、ヤマグワ?(とても実が大きかった)、ヤマソテツ、ユズリハ、リュウキュウマメヅタ(マメヅタの栄養葉が大きいもの)、リンゴツバキ(ヤブツバキに似ているが花が少し小型でややすぼんだ形、実は大きくて赤いそうである)、ルリハコベ


出会った動物

1頭ずつのヤクシカに2回、ヤクシマザルには3回(14匹)出会いました。
一番怖かったのは2回出会った野犬(?)でした。

出会った野鳥

アジサシの仲間、イソシギ、イソヒヨドリ、ウグイス、カケス(普段出会うカケスとは声が違い「クワックワッ」という感じでした)、カワラヒワ、キビタキ(これも声と色が少し違ます)、ケラsp.、コガラ、コマドリ(これも少し声が違う)、シジュウカラ、ズアカアオバト、スズメ、ダイサギ、ツバメ(ものすごい数で一ヶ所に500−1000羽群れていました)、トビ、ハシブトガラス(数が少なく猿より少ないくらいでした)、ヒガラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ムクドリ、メジロ、メボソムシクイ(たった1度だけでした)、ヤマガラ

本にはヤクシマカケス、ヤクシマコマドリ、ヤクシマキビタキ、ヤクシマヤマガラ、リュウキュウハシブトガラス等、亜種の名が書かれていますが私には詳しい違いが分かりません。本州で聞く声と違うのがその亜種だったのかも知れません。

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