雪の室堂

(2006.10.10ー12)

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仙人池の紅葉を楽しもうと出かけました。扇沢からのトロリーバス、ケーブル電車を乗り継いでロープウエイに乗り継ぐ黒部平についたらものすごい混雑。夏に較べて団体さんがとても多いのです。やっぱり紅葉目当てなのでしょう。1時間以上の待ち時間に360度の景色を楽しみました。
白い山、針葉樹の緑、広葉落葉樹の彩り・・・。

今年の冬は雪が多く、夏でも登山道に雪が残っていたので今までのアイゼンを6本爪に変えて、剣沢の雪渓に備えてきた甲斐がありました。

やっと乗れたロープウエイ、トロリーバスと乗り継いで室堂について愕然としました。一面の銀世界でした。7-9日に通過した低気圧の影響で、白馬岳、穂高岳で遭難事故が発生したのは知っていましたが、室堂も40cmの積雪だったのです。



室堂到着が予定より遅くなった上に積雪で剣御前小屋まで行く自信がなくなり、室堂で1泊することにしました。今まで何回予約の電話を入れても満員だった「みくりが池温泉」に泊まれたのはラッキーでした。
部屋は8人部屋でしたが2段ベット式なので布団1枚に1人ずつ寝ることができ、食事も美味しく、天然温泉つきです。


雪景色ミクリが池


雪の階段

アイゼンのためし履きを兼ねて雪の上を歩きまわり、ホシガラスが飛び回るのを眺めました。地獄谷からあがる湯気も外気が低いせいか8月に較べて多く感じます。

温泉で温まってから夕日が沈むのを待ちました。
立山が赤く染まってくるのです。



翌日はバスでまだ雪が降っていないという弥陀ヶ原へ回りました。こちらは秋まっさかりで綺麗な景色です。
ただ、残念なことに三脚を担いだ中高年のアマチュアカメラマンがたくさんおられて、木道をはずれ足元の高山植物を踏みにじりながら撮影に熱中されている姿があちこちで見られました。悲しかったので早々に弥陀ヶ原を離れました。

弥陀ヶ原1弥陀ヶ原2


(2006.10.10ー12)

私の山登り